2023/9/17開催の第19期城南コンサル塾第5回講義のご報告をいたします。
【模擬講演】
まずは、受講生が2グループに分かれての模擬講演からスタートとなりました。模擬講演とは、与えられたテーマに基づいて受講生がセミナーを行うという設定のもとで、受講生各自が作成したセミナーの一部を実際にプレゼンし、講師や受講生のみなさまからフィードバックや講評をいただくという授業です。私は岩崎彰吾講師にご指導をいただくグループに参加したのですが、他の受講生のみなさまの素晴らしいプレゼンがとても勉強になりました。また、「具体例をいれることによって、より参加者に響くプレゼンになる」という岩崎講師にお教えいただいたノウハウも大変参考になりました。
【セミナー技法とプレゼン①】
模擬講演後は、黒田浩介講師によるセミナー技法とプレゼンについての講義がありました。黒田講師には、セミナーの準備物であるLP(レッスンプラン)、レジュメ、スライドについて、それぞれその趣旨・目的から考えられる重要なノウハウをお教えいただきました。セミナー技法とプレゼンについてのノウハウは、今後のコンサル塾内でも実践の機会がたくさんあり、次回のコンサル塾から試していきたいと思いました。
【販路開拓支援の実務】
次は、田川幸平講師による販路開拓支援の実務についての講義がありました。田川講師には、顧客ニーズを捉えること、顧客価値を的確に伝えることについてのノウハウをお教えいただきました。 販路開拓支援の実務でのヒントになる重要な視点として活かしていきたいと思いました
【飲食業診断の実務】
その次は、髙田泰弘講師による飲食業診断の実務についての講義がありました。 髙田講師には、QSCAという飲食業現場改善のフレームワークや、「数値分析ができるからこそ中小企業診断士は他のコンサルタントと異なる」というお言葉とともに数値分析の有効性、重要性についてお教えいただき、とても参考になるものでした。
【製造業診断の実務】
さらに、小泉誠二講師による製造業診断の実務についての講義がありました。小泉講師には、大田区製造業の歴史や技術に加え、それらを踏まえての現在の状況と課題の概要を、大変丁寧にお教えいただきました。 実際の部品や製品もご持参いただき、大変分かりやすい授業でした。
【中小企業支援のトピックス】
最後は、小黒光司東京協会顧問よりご講話をいただきました。中小企業診断士試験についての興味深い最新トピックスのみならず、戊辰戦争で彰義隊の戦いを実際に見たという方から小黒講師が聞かれた話という、実に幅広いお話をいただきました。 先輩方からの教えの重要性とそのありがたさを改めて実感しました。
【最後に】
今回は、模擬講演からスタートし、大変中身の濃い講義・講話の連続でした。いずれの講義・講話も、とても有用かつ興味深いものでした。 まだまだお教えいただいた内容のすべてを消化しきれてはいませんが、これからも実務においてお教え頂いた内容を活かして参りたいと思います。
(Writer:城南支部 岸本 英嗣)