8月19~20日の2日間、大井町の阪急アワーズインにて、第19期城南コンサル塾の合宿が行われました。冒頭で、この合宿でコンサルタントに必要な基礎固めが完成し、次月から、より実践的な内容に移るという話を受け、改めて身の引き締まる思いで講義に臨みました。

1日目の最初の講義は、星野塾長による「事業計画策定の全体像」と「事業計画の策定支援の実務」です。国の方針や狙いを背景に、なぜ事業計画策定が必要か、また事業者にとっての作成メリットについて理解を深めました。

次に、岩崎講師による「経営革新計画策定支援の実務①」では、前の講義を踏まえ、「経営革新計画」を事例に用いて、実践的な事業計画の作成の手順を学びました。5~6名によるグループワークでは、事前にオンライン課題で学んだインタビュー手法を活用し、情報整理・仮説設定~社長インタビュー~検証のサイクルを実践しました。

1日目の講義の後は、お楽しみの懇親会で乾杯! 城南コンサル塾に関するオリジナルクイズは大いに盛り上がり、塾生、講師、スタッフの交流を深めました。また、各自大浴場で1日の疲れを癒し、リフレッシュした状態で翌日の講義に備えました。

2日目は、昨日のグループワークの続きからスタートです。限られた時間内で、メンバーが協力しあってよりよい提案をまとめ、クライアントへ価値を提供する難しさを実感しました。また、他グループの発表を見学し、多様な提案や考えに触れ、刺激を受ける場ともなりました。

続いて、「革新的ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金申請支援の実務」では、高い採択率を誇る尾上講師から、ものづくり補助金の申請のポイントや、採択率を高めるリアルなノウハウを惜しみなく伝授いただきました。

さらに、白井講師、曽根講師、中川講師による「事業調査報告書作成スキル」では、事業調査報告書作成に必要な、外部環境分析、チャート、Wordのスキルについて学び、今後取り組む実務実習で即座に活用できる実践スキルを得ました。

最後は、2グループに分かれ、2回目の模擬講演です。各自、前回からブラッシュアップを行った企画をレッスンプランに基づいて発表した後、星野講師、岩崎講師から講評を受け、合宿の全講義を締めくくりました。

合宿中は、会場から一歩も出ることなく、講義、グループワーク、模擬講演と非常に密度の濃い時間を過ごしました。脳内が活性化され、心身の疲れはマックス状態でしたが、インプットとアウトプットを繰り返し、非常に多くの気づきと相互啓発による学びを得ました。また、33人の19期塾生、講師、およびスタッフの方々との懇親が深まり、非常に有意義な合宿となりました。

(Writer:城南支部 片山 悦子)