中小企業のライフサイクルも意識したカリキュラムの第16期城南コンサル塾第6回講義が、緊急事態宣言下の2月20日に「事業承継支援」をテーマにウェビナーで行われました。

前半は、ミライWOつなぐ経営研究所の魚路剛司講師から基礎編として、事業承継に関する知識、診断士に求められるスキルをご講義いただきました。プログラム終盤には講義を踏まえ、先生を相談者役としたロールプレイも実施されました。事業承継支援を疑似的に体験できる実践的な内容でした。

後半は、2019中小企業白書にも掲載された事業承継センター株式会社を主宰される金子一徳講師からの応用編のご講義を受けました。同社では、事業承継士の資格を設定し、わが国にとって喫緊の課題である事業承継を支援できる人材の育成にも取り組んでいます。経営承継円滑化法、特例措置により拡充された事業承継税制を活用することにあたり論点となりやすい、実際場面で想定される事項の留意点について事例を交えて解説いただきました。

講義終了後の受講生アンケートにおいて事業承継士資格の取得意向が複数名から表明されるなど、事業承継に対する関与度が一層高まったコンサル塾の一日となりました。

(Writer:城南支部 吉岡真一)