12月4日(火)に第14期城南コンサル塾主催の工場見学が行われ、塾生12名が参加しました。訪問先は城南地域の大田区蒲田にある創業65年以上の金属加工企業様です。当日は小泉誠二講師による「工場診断入門」講義で始まり、工場の製造現場見学と経営者へのヒアリングなどが行われました。訪問企業は小泉講師の関与先であり、これまで補助金申請や事業計画の策定、5S活動などでの支援を受け過去5年間で大きな改善を実現されたそうです。

工場見学のプログラムには今後の企業支援に活かせる知識・経験が数多く用意されていました。まず小泉講師の講義では、工場マネジメントの基礎から製造現場を診るポイントや経営者ヒアリングの注意事項など実践的なことまで学べました。

次の現場見学はNC旋盤やマシニングセンターによる製造工程を間近で見ることができ、経営者ヒアリングでは5S活動での苦労話や近隣にある工科高校との関係強化事例、自ら企画設計された製品事業化に関するエピソードなど興味深い話を数多く伺えました。今回は機械設備や工程の見学に留まらず、経営者の人柄に触れ、また診断士として支援の仕方や醍醐味なども感じることができました。

(Writer:高橋 利治)