春の訪れを感じさせる3月21日、午前9時から午後3時過ぎまで、総勢19名の塾生による渾身のプレゼンテーションが披露されました。講演テーマは多岐にわたり、コンサル塾での学びを踏まえ、自身の強みを活かしたもの、実際の支援現場を意識して構成されたものなど、いずれも塾生各々の問題意識と工夫が込められた内容でした。そんな中、共通して見られたのは、すべてのプレゼンが、初回の模擬講演時から大きな飛躍を遂げていたことです。ひとえに、ここに至るまでの講師の皆様による懇切丁寧なご指導と、同期の間での相互啓発の賜物と思われます。

 そして、栄えある優勝者に阿波直樹さん、準優勝に石川雅敏さん、第三位に村上雅一さん、チラシ大賞に橋爪太郎さん、審査員特別賞に早川昭二さんが選出されました。表彰式では、受賞者ごとに講評がありましたが、受賞者に共通していたのは、LPのメッセージ性と再現性に優れていたこと、具体的事例や事業者目線がしっかりと盛り込まれていたこと、そして聴講者の行動変容につながる伝達力を備えていたことでした。その他の講演についても、いずれも塾生それぞれの個性が活かされた、工夫に富む力作でした。

 コンペ終了後は、21期卒塾式が執り行われました。卒塾式では、一般社団法人東京都中小企業診断士協会 小黒光司 顧問、宇野俊郎 副会長、川居宗則 城南支部 支部長、星野裕司 城南支部 副支部長、岩崎彰吾 城南コンサル塾 塾長より祝辞を賜りました。卒塾の時を迎え、これまでの10か月の歩みを振り返るにつけ、感慨深いものがありました。厳しさの中にも温かさのある講師陣のご指導、そして互いに切磋琢磨してきた同期との時間は、かけがえのない財産であったと改めて感じます。

 続いて、岩崎塾長より一人ずつ修了証が授与されました。約10か月前のコンサル塾入塾が鮮明に思い出され、改めて卒塾の実感と共に、学んだ同期と一区切りを迎えることへの名残惜しさを感じました。その各人の思いを代表し、21期塾生代表として佐藤真武さんから、講師・スタッフの皆様に対し謝辞が述べられました。これまでの10か月を振り返る中で、佐藤さんが感極まり、言葉に詰まる場面もありましたが、それだけこの城南コンサル塾で過ごした時間が濃密で、意義深いものであったことの表れであったように思います。

 思い返せば、この10か月は決して平坦な道のりではありませんでした。課題への対応、模擬講演の準備、実習や発表内容のブラッシュアップなど、悩み、迷いながらも、一歩ずつ前に進んできた日々であったと思います。しかし、その一つひとつの経験が確かな成長につながり、最後のプレゼンコンペという場で実を結んだのだと感じます。

 各々進む道は異なりますが、第21期塾生の皆様が、城南コンサル塾で学んだことを胸に、今後はそれぞれの場で、さらなる成長を遂げられることを心より祈念しております。改めまして、講師・スタッフの皆様、大変お世話になり、誠にありがとうございました。

(Writer:城南支部 渡邊嘉久)