第22期、第2回の城南コンサル塾が2026年7月18日(土)に品川区立中小企業センターにて開催されました。暑さの厳しいなか、久しぶりの再会に心躍らせつつも、本日からいよいよ本格的な塾のスタートです。初の模擬講演を控えていることもあり、塾生たちは期待と不安の入り交じる緊張した面持ちで集まりました。
■事業調査報告書作成スキル
最初の講義は、尾上副部長による「事業調査報告書作成スキル」です。コンサルティングは事業調査から始まり、ここでの問題・課題の特定を誤れば、どんなに良い提案も無意味になるという緊張感漂うお話でした。すべてを調査することは不可能であり、仮説を持って臨むことの重要性や、インタビューで事実・意見・推論を分けること、そして「語られないこと」に隠れた真因を探る手法を学びました。また、論理的な分析だけでなく、「社長が納得し足並みを揃えなければ実行されない」という実践的な教えが非常に印象に残りました。

■中小企業の財務分析・決算書の読み方
前回に続く遠藤会員の講義では、過去の財務分析から一歩進み、キャッシュフロー計算書の作成や財務三表の計画作成手順など、将来に向けた計画づくりを学びました。施策を数字に落とし込み、定量的な観点から効果を可視化することで、経営者に「動いてもらう」ためのアプローチは非常に実践的でした。まずは基礎的な分析と計画作成を正確かつ素早く行う力をつけ、経営者を導く次のステップへ進めるよう、日々研鑽を積みたいと決意を新たにしました。
■コンサルティングの基礎知識
午後の最初は、宇野専務理事による「コンサルティングの基礎知識」の講義とグループワークでした。事前の動画視聴で得た知識をもとに解説を受け、問題・問題点・課題を整理するワークに取り組みました。多様なバックグラウンドを持つメンバーと時間内に意見をまとめ、MECE(横の広がり)とロジック(縦の深掘り)を駆使して真因に辿り着くことの難しさを痛感しました。冒頭の「診断士はまだまだコンサル能力が低い」という厳しいお言葉が胸に刺さりましたが、懇親会での星野副支部長のお話にもあった「中小企業を助け日本経済を回す」という至上命題に向け、決して逃げずに実践力を身につけようと強く決意しました。

■模擬講演
最後は、いよいよ初の模擬講演です。自身の出番での緊張に加え、他者の相互評価を行う難しさも感じましたが、他の塾生の資料構成や話し方は大変参考になり、「負けたくない」という意欲も湧きました。個別フィードバックや岩崎塾長からの総評を通して、「この講演の目的は何か」「相手にこの講演を受けたことでどうしてほしいのか」ということが重要であると学び、回を重ねるごとに全員が進化していく確信を得ました。
1日を通して、知識を得るだけでなく「中小企業の経営者様の行動変容を導くこと」が目的であると学び、「実践の城南」の真髄を叩き込まれました。その質・量に圧倒されつつも、中小企業に貢献する本物の中小企業診断士になるための、本当のスタートを切ったと感じる第2回講義でした。
(Writer:城南支部 市川道明)