12月18日(土)、渋谷区商工会館にて城南コンサル塾第8回講義が開催されました。テーマは事業再生で、宇野俊郎講師より「事業再生支援の実務」について講義いただきました 。

午前中は、中小企業の事業再生の現状や事業再生支援のアウトラインの講義により、全体像をつかみました。銀行との交渉や事業DDなどについての臨場感ある講義で、事業再生支援の現場の厳しさを感じました。追い込まれた経営者と銀行の間に入り、冷静に中立の立場で支援することから、対人間性を強く求められるコンサルティングであると思いました 。

午後は、事前課題で各自がまとめていた事例企業の分析結果をもとに、グループワークを行いました。窮境要因の整理と今後の方向性についての短時間の議論でしたが、対面での同期とのコミュニケーションに新鮮さを感じました。講義内容が網羅的で多岐にわたりましたが、貴重な資料も共有いただいたため、より詳細に学んで行きたいと思います 。

リアル開催も3度目となった模擬講演では、塾生の個性が見え始め、米山講師から回を重ねるごとに進歩しているとの講評をいただきました。最後に小黒顧問の講話をいただき、第8回講義が終了しました。残念ながら講義終了後の忘年会は中止となりましたが、密度の濃い講義とグループワークにより、多くの学びと気づきを得ることができました 。

(Writer:城南支部 堀口 浩之)