城南コンサル塾の第7回講義は令和元年11月17日(土)に開催されました。今回のメインテーマは『事業再生』で、講師は事業再生のスペシャリストである宇野部長です。

午前中は、事業再生支援の実務について、基本から実践までわかりやすく解説いただき、事業再生に対する興味が広がりました。

昼休憩の後は、4グループに分かれて事業デューデリジェンスの演習を行いました。窮境要因の特定に思いのほか時間がかかり、現状分析の重要性をあらためて認識しました。

前後半を通じて多くの気づきを得た中で、とりわけ印象に残ったのは以下の5点です。

  • 事業再生の目的は事業の継続であり、企業の継続ではない
  • 診断士は、債務者と債権者に対して公正中立を保つバランス感覚が必要
  • 後工程を意識して行動し、ステークホルダーの信頼を得ることが大事
  • 仮説検証は定量的、定性的に行い、サイクルを迅速に回す
  • 限られた経営資源のもと、数字ありきではない、実現可能な再生計画をたてる

最後は、恒例の模擬講演です。創業をテーマに始まった模擬講演も今回で5回目となりました。各自テーマもバラエティ豊かになり、レベルも上がって大変刺激を受けました。

(Writer: 城南支部 間部 恭介 )