第11期コンサル塾の第6回が、JR秋葉原駅の近くの「台東複合施設」で開講されました。
講義の内容を一部、ご紹介します。
今回は塾生の模擬講演のスライドの個別講評が盛り上がりました。


09:30~ 「中小企業の新商品開発と販路開拓の実際」 (講師:松井正明塾長)

1.中小企業者の商品開発の現状
2.中小企業の新商品開発・販路開拓のポイント
・支援する上での留意点
・経営理念や戦略との整合性確認
・会社全体で取り組めるようビジョン共有
・身の丈にあった事業展開
3.中小企業の新商品開発における特有の問題
・多くは思いつきからはじまる
・自社商品の顧客の潜在ニーズがどこにあるのか判然としない
・商品のサイズが売り場に合わない
・商談会等で、バイヤーから、商品のパッケージデザインや味、ロット等の変更の要望を受ける
・商談会を通じた試作品のブラッシュアップ
・資金計画が甘く必要な運転資金をかけられない
・ターゲット不在の商品開発
・支援施策と補助金活用
4.商品開発・販路開拓の相談パターン
・商品開発から販売までの総合支援⇒総合的なコーディネイト
・商品のブラッシュアップ⇒マーケティング戦略の再構築支援
・「どこに販売して良いかわからない」⇒開発された商品の販路開拓の支援
5.取扱の判断基準
6.提案する上での留意点
・ポイント:小売店店頭を鮮明にイメージする
・価格戦略
7.プロモーション戦略策定
・広報力を強化する
・支援ポイント 商品設計段階で売れるストーリーを仕込む


13:00~ 伝わるパワポによる「プレゼン資料作成方法」 (講師:松井正明塾長)

0.始めに
・本講座の背景~よくあるこんな講演・研修風景
・目的~受講者に「結局何が言いたいか」が瞬時に伝わり「印象に残る」プレゼンツールを作る
・ゴール~印象に残るプレゼンの組み立てを学ぶ、良いプレゼンを行うための基本を学ぶ
1.プレゼンの組み立て方
step1:いきなりパワポに向かわず、手書きから始める→関連するものをグループ化する
step2:ワードでロジックツリーを作成する→階層化して後送を練る→パワポでスライド骨子を作成
プレゼン導入と終結の基本構成
2.スライド作成の基本
~個々のスライドを構成する要素
3.伝わるプレゼン資料作成方法
~受講者に内容を直感的に理解させる/レイアウト原則/コントラスト/反復の原則/近接/整列

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13:45~ 「スライド作成の知識」 (講師:松井正明塾長)

スライド作成 最低限のノウハウ
1.スライドのサイズ設定
2.「グリッド線」、「ガイド」を使う
3.「色」のルールを作る
4.文字に強弱をつける
5.単位は小さく、数字だけ強調する
6.スライドの書体
7.図の修正
8.写真の背景を消す
9.論理を視覚化する
10.余剰を削り本質を取り出す


16:00~ 塾生による模擬講演 (講評:宇野俊郎副塾長)

(各自6分の持ち時間で模擬講演を行い、講評を行いました。)


今日の印象に残ったポイント
【編集の4原則】
①削除する=混乱のもとになるものを取り除く
②凝縮する=2文を1文にする 言葉を凝縮する
③修正する=間違いを正す 論旨の構成の修正
④抑制する=手を入れ過ぎない