9月初旬から11月末までの3か月間に渡り、城南コンサル塾としては2回目の診断実務実習が行われました。
今回の実習先は、社長が30代後半の頃に創業された今期で5年目を迎える海外ブランド子供服の輸入・販売業。
トータル9名の受講生に対し自らもアパレル業界経験者の松井副支部長ならびに事務局としてコンサル塾10期の星野先生について頂いて2名指導体制での実習となりました。
9月はアパレル業界についての基礎知識を解説して頂く講義形式、10月から実習作業に入り11月末に報告会という、全体で8日間の一見余裕があるかの様に思えた日程でした。
しかし実際は「仮説を一切立てず徹底した事実分析だけを積み重ねて課題をあぶり出す」という松井副支部長による調査・分析手法に従って、売り場改装やお店の統合など状態を次々と変化させる事業者に対応するため、再調査・分析・修正作業を何度か繰り返しているうちに10月も半ばとなり全く時間の余裕は有りませんでした。
実習期間中は作業に集中する毎日でしたが、今になって振り返ってみると「診断企業の業界知識ならびに診断手法を学ぶ」という一般的内容のみならず、変化スピードが早い事業者に対し要点を押さえつつ効率的に調査分析作業を進めるためのノウハウを数多く学ばせて頂きました。
今回教えて頂いたことを実践するにはまだまだ力不足ですが「今後にしっかりと活かせるよう一層の自己研鑽に勤めねば」と決意を新たにした実習となりました。
(Writer:迫田 毅)